目に見えないモノ
目に見えない物というとちょっとオカルトなイメージをする方もいるかもしれませんが、ここで記載するのは存在が明確でその正体を証明し且つ科学的に立証できるものとします。目に見えないものの危険性というのは、見えない故に危険が迫ってる事がわかりにくいのです。では具体的にどの様なものがあるか考えてみましょう。
電気
電気の流れは目で確認することができません。そしてどこにどの位の電気が帯電又は通電しているのかもわかりません。電気に触り、それが体を通りぬけていくと感電します。電気の量によってその感電レベルは違います。動物よけ程度の電気だったら「ぐおぉぉぉ」位で済むかもしれません。そしてあまりない事ですが、廃墟の変電施設で各設備等に帯電している場合もあります。静電気は電気の量が少ない為ショックを受ける程度で済む事もあるが、廃墟の中でも変電施設がもしも生きている場合(例えば工場廃墟で一部が現役稼動している場合)などでは高圧に近づくだけで感電することもある。体に5mA程度の電流が心臓に流れると死に至る。電圧では約10Vの電圧で人体に影響を与える。もしも高圧(特高レベル)で感電した場合、電線から体が離れることはなく焼け焦げていくだけである。(弾き飛ばされる事もある)もしも同行者が特高レベルで感電した場合、救う事は不可能で焼け焦げて死んでいく姿をただ見守るしかなくなる。特高には誘導電流というものがあり、電線に触らなくても電線を中心とした半径2m程度の範囲で感電する(電気の量によって半径は変わる)街中の電柱の一番上の3本の平行した電線は高圧(6000〜6600V)の電圧がある。もしもこの電気が体を抜けてしまったら、死に至る危険性はかなり高い。この電圧は変電施設にダイレクトに入っているので興味本位で変電施設に近づいてはならない。そして低圧でも感電し死亡する事もある。
ガス
鉱山廃墟ではこのガスが発生しているところもある。鉱山で発生するガスは亜硫酸ガス(二酸化硫黄)が代表的である。このガスを吸ってしまうと呼吸器に影響がでる。呼吸困難や気管支炎などの症状が出て大量に吸ってしまうと死に至る。鉱山廃墟ではその坑道がほとんど塞がれているが中には坑道が塞がれずに残っている場合もある。
酸欠 これも、鉱山で考えられる事故のひとつである。坑道を探索中、前を歩く人がもしも倒れたらあなたはどうしますか?その倒れた人を助けにいきますか?もちろん行きますよね。しかし助けに行ったあなたも死亡することになります。酸欠でもっとも怖いのは、スゥ〜と意識がなくなり、眠る様に倒れこむのである。苦しんだり、「うぅ〜」とかいう事なくスッと死亡してしまう。何事かと思いその人に近づくとその人も酸欠により死亡する。廃墟ではないがマンホールなどでもたまに酸欠事故が発生する。上記同様に、倒れこんだ込んだ人を助けに行ったら自分も、そしてそれをまた発見した人がまた救助しようとそこへ行く。そしてまた死亡。酸欠事故は多くは報道されないが時々起こっている事故である。数年前、防空壕で遊んでいた中学生が複数死亡していたというニュースはまだ記憶していると人も多いと思いますが、あの事故も酸欠が原因で複数の中学生が死亡している。
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