そして第3に、建設会社の倒産や施主都合。
建設や建築などの工事には、多くの会社が携っている。
元受から二次三次、四次五次へと仕事が発注される。
その1つの会社がなんらかの理由でコケてしまうと、資金が流れなくなり
工事は強制的にストップしてしまう。
例えば、二次受けの会社がコケてしまうと、三次四次へと資金が流れなくなり
結果、完成を迎える事無く放置されてしまう。
そして、裁判など起こると一切の工事ができなくなってしまう。
こうして、建築途中のまま放置されてしまって、荒れ果てていくのが建築途中系廃墟
という事になる。
建築経過年数を見ると、バブル期に建設が始まった建物の様に見える。バブル崩壊後はこうした爪跡が今でも全国に多数存在する。バブル崩壊が始まった1991年から1993年頃から日本は大きく変わった。不況が不況を呼び、それは留まる事無く走り続けた。そんな大不況の波の中、こうした時代の遺物が生まれる。廃墟は、日本の景気に影響していると言っても過言ではない。ただ静かに日本の時代を映し続けている。と、ベタなコメントで〆てみる。
TOP