国鉄 東海道線廃線区間 
みかんの収穫作業が賑わいを見せる時期、1つの廃線を追い求めていた。
相模湾が一望できる高台。
遠く、伊豆大島や三浦半島が見える。
急な坂道を下りて、落ち葉で埋もれた小道に入るとみかん畑が広がっている。
収穫作業をしていたおじさんに声をかけ、事情を話して畑の中を通らせてもらった。
小道を進んで行くと道が急になくなる。
竹やぶで太陽の光が地面に届かない。
薄暗い竹やぶを進んでいくと、かつてはみかん畑の名残の石段が落ち葉から見え隠れしている。
同じ様な景色の中、コンパスを信じ進んで行くと高さ2.5メートル程の擁壁が姿を現す。
木からぶら下がっていたツルを伝って擁壁を上ると、目指す廃線区間の明かり区間に出た。
竹に覆われてはいるものの架線柱は残っていて、紛れもなく廃線区間だという事を証明する。注: 文字用の領域がありません!
長坂山トンネル(根府川側出口)
トンネルは資材置き場として使われていたのだろうか、コンクリート製の枕木の様なものがビッシリと反対側出口に向かって置いてある。
明かり区間を根府川方面に向かって歩き出すと伸びきった藪が出迎えた。
次第に背丈ほどある藪に変わりつつ掻き分けながら、そして横目に相模湾を眺め進んでいると、トンネルが顔を出す。
ふたつ目のトンネル
「六本松トンネル?」
ここで異変を確認
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