敷地内にあるプール。こんな山奥でも25mのプールがあったりする。
しかし・・・ 水?がドロドロした緑色の何かになってる。
ここにカエルが飛び込んだけれど波紋を広げずに姿が消えた。
各部屋は簡単な造りで旅館というよりいかにも研修所という感じであった。
廃墟なので当然閑散としているが、換気されていない場所は相変わらずカビ臭が喉を突く。
廃墟に原色系は少しの恐怖を覚えるが、
何度も言うがそこにある不自然が廃墟では自然なのである。
ここを出る時、またいつか使用することを前提にされた部屋だが
すでにここは20年の月日が流れてしまった。あまりに長すぎた20年であった。
サインというものは誰のものだかわからないものである。
しかしそれではサインの意味をなさないと感じているひねくれた私がいる。
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